
こんにちは。
今回は、科学が好きになると評判の漫画「Dr.STONE(ドクターストーン)」を紹介します。
科学の漫画・・・と聞くと、難しそうに聞こえるかもしれませんが、とっても面白くて、笑いあり感動ありの漫画です。強烈で個性が強いキャラクターが繰り広げるサバイバルアクション、ストーリーが楽しくて気付けば夢中になって読んでしまいます。
科学の天才少年 千空が、仲間達の協力を得て、鉄製品やガラス、電気、自動車、そしてスマホと、次々と作り上げていく工程は圧巻!
目次
「Dr.STONE」はどんな漫画?
「Dr.STONE」は、原作:稲垣理一郎さん、作画:Boichiさんによる少年漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2017年から連載が開始され、2022年3月に完結を迎えました。累計発行部数は1200万部を超え、小学館漫画賞少年向け部門賞や、次にくるマンガ大賞2018でコミックス部門の2位に入り、2019年からはアニメ化されました。
大人も子供も楽しめる「科学が面白い!」漫画として大人気となった漫画です。
「Dr.STONE」のあらすじ
地球から人類が消えて数千年の時が流れ、石化が解けた千空とその大樹。科学の天才である千空と、底なしの体力を持つ大樹、二人は科学の力で文明を取り戻し、70億の人類を救うことを決意するー!
「Dr.STONE」の登場人物
石神 千空(いしがみせんくう)
ツンツン頭の科学の天才高校生。合理的でドライな性格で口も悪いが仲間思い。科学のためなら地道で根気のいる作業も厭わず、困難な問題にぶち当たった時は「そそるぜ、これは!」と立ち向かう。
大木大樹(おおきたいじゅ)
千空の親友の高校生。底なしの体力を持つ。単純だが誠実で真っ直ぐな性格。同級生の杠に想いを寄せており、告白しようとしている最中に石化してしまう。
小川杠(おがわゆずりは)
大樹が想いを寄せる同級生の女の子。優しくお茶目な性格だが芯の強い様子も垣間見える。元手芸部で手先が器用。
獅子王司(ししおうつかさ)
石化前はテレビなどで「霊長類最強の高校生」としてもてはやされていた格闘家。ライオンを素手で倒せるほど強い。過去の経験から文明の再興に反対している。
「Dr.STONE」のみどころ
科学の知識が楽しく学べる
文明が崩壊した世界で、千空は科学の知識をフル活用しさまざまなものを作り上げていきます。石を腐食させるナイタール、火薬、ラーメン、電気、サルファ剤(抗菌剤)、日本刀、携帯電話・・・。何でできているのか分からないような複雑な機器も、原理や材料を分かりやすく紹介してくれるので、こうやってできているんだ!と目からウロコの連続です。
登場人物の困難に立ち向かう姿に励まされる
千空の口癖は「唆るぜ、これは!」。難しい問題に突き当たったときほど、このセリフを言います。
目の前の壁が大きければ大きいほど、そのやりがいに燃える千空の姿には励まされます!
地道な積み重ね、の結果
「科学ではわからないこともある」じゃねえ わからねえことにルールを探す そのクッソ地道な努力を科学って呼んでるだけだ!!」
という千空の言葉にあらわれているように、科学は本当に地道な作業の繰り返しなんだと分かります。一つ一つ材料を集め、トライ&エラーを繰り返す、とてつもなく長い過程を一歩一歩進んでいく、その結果が今の近代科学なんですよね。これまでの科学者の努力に感服します。
地道な努力から成果を掴む姿が描かれているので、特に、今の努力が無駄かもしれないと思っている方、がんばっているのになかなか成果が出ない方に読んでもらいたい作品です。
仲間との友情がアツい!
毒舌でドライな千空ですが、実は仲間のことを大切に思う熱いところもあります。千空は科学の天才ですが体力や武力には乏しく、大樹や司の力を借りないければ生きていけないこともよく分かっていて、お互いに必要だと感じています。信じて役割をまかせたり、時には自分の命もかけたりする、仲間への信頼や友情には胸が熱くなります!
面白い!
科学漫画というと難しくて途中でドロップアウトしてしまうことが多かったのですが、「Dr.STONE」はストーリーが秀逸で面白いので、飽きたり諦めたりすることなく最後まで読み進めることができます。突然人間と燕のみが石化した謎、復活した人たちの間での考え方の違いによるトラブル、千空が科学の素晴らしさを伝えて少しずつ仲間を増やしていく様子、など読みどころたくさんです。