
こんにちは。
今回は、夫婦愛を描いた漫画「大好きな妻だった」を紹介します。
タイトルからして切なそう・・・、と思って覚悟していてもぼろぼろ泣いてしまいます。ハンカチをお忘れなく。
そして切ないだけでなく、夫婦や家族の在り方を考えさせられる、心に響く作品です。
目次
「大好きな妻だった」はどんな漫画?
「大好きな妻だった」は、武田登竜門先生の読み切り漫画。双葉社の漫画配信サイト「Webアクション」で公開後、150万PVを超え大反響となった作品です。
夫婦の愛を描いた感動作で、武田登竜門先生の商業デビュー作でありながら、その完成度の高さが大きな注目を集めました。
「大好きな妻だった」のあらすじ
昴と千香は仲の良い夫婦だった。千香が末期ガンで余命半年と診断されるまでは・・・。
その日以来、病気が千香を変えてしまった。人が変わったように昴に冷たくなり、顔も合わせず愚痴と文句ばかりの日々が半年ほど続き、昴の頭にはふっと「・・・千香はいつ死ぬんだろう」という思いがよぎってしまう。しかしそれは、千香のついた大きな嘘だった。
その日以来、病気が千香を変えてしまった。人が変わったように昴に冷たくなり、顔も合わせず愚痴と文句ばかりの日々が半年ほど続き、昴の頭にはふっと「・・・千香はいつ死ぬんだろう」という思いがよぎってしまう。しかしそれは、千香のついた大きな嘘だった。
「大好きな妻だった」のみどころ、おすすめポイント
短い中で凝縮されている、夫婦愛や人間の儚さ
「大好きな妻だった」は短編の32ページの読み切り漫画にもかかわらず、夫婦の思い出や繊細な感情が丁寧に描かれている読み応えのある作品です。残される夫を思う千香、妻への愛と看護疲れで揺れる昴、自分だったらどう思うかどう振る舞うかを考えさせられます。
最初のシーンを伏線回収?ラストシーンが絶妙
「大好きな妻だった」の最初のシーンは、妻の千香が元気だった頃が描かれます。昴の誕生日を忘れたふりをしサプライズで喜ばせようとする千香、しかし顔に出てしまう千香の嘘は、すぐ昴にばれてしまいます。昴はそんな下手な嘘をつく千香が大好きだったんだなと痛いほど分かるラストシーン。必見です。
話題の漫画家「武田登竜門」先生の商業デビュー作!
「大好きな妻だった」の著者、武田登竜門先生は主婦で2018年まで漫画を描いたことがなかったそうです。この「大好きな妻だった」は商業デビュー作でありながら、画力の高さ、構成の絶妙さ、感情表現の鋭さなどが多くの人々の心に響いた話題作です。
昴がぼーっと見つめる病院の天井が描かれるシーン、「神様は彼女を殺した」という表現など、私も好きだなーと思いました。