
こんにちは。
今回は、アラフォー世代に懐かしい1980年代から1990年代の少女漫画を紹介します。
若い頃に夢中になった漫画を大人になった今読み返すのはいかがでしょう。あの頃の気持ちを思い出しながら読み返すのも良し、新しい視点で読み直すのも良し、思った以上に楽しめる懐かしの漫画、ぜひご覧ください。
目次
アラフォー世代に懐かしい漫画 〜少女漫画編〜
今回ご紹介するのは、小学生女子に大人気だった『りぼん』(集英社)、中高生に大人気だった別冊『マーガレット』や『花とゆめ』などに掲載されていた少女漫画です。
「ときめきトゥナイト」
ガブっと変身!に憧れた漫画
1982年から1994年にかけて『りぼん』(集英社)で連載された、池野恋先生の少女漫画。
『りぼん』の看板漫画と言っても過言ではない人気作品で、80年代王道のラブコメ!主人公が、蘭世 → なるみ(蘭世の弟の彼女) → 愛良(蘭世の娘)へと移り変って長期にわたる三部作。
吸血鬼の父、狼女を母に持つ主人公の蘭世は、ある日、人間の男の子真壁くんに恋をする。蘭世は自分の持つ不思議な力で、自分や真壁くんを取り巻く困難を乗り越えていく。
私が一番夢中になったのは、第一部の蘭世編。
ドジだけど、まっすぐで健気な蘭世がとてもかわいくて、登場する男子はほぼ全員蘭世に恋する、というまさに女子の夢のようなお話でしたね。
「天使なんかじゃない」
当時の女子のバイブル!
1991年から1994年にかけて『りぼん』(集英社)で連載された、矢沢あい先生の少女漫画。
ピカピカの新設高校「聖学園」を舞台に、恋愛や友情が切ないほどに愛おしく描かれる青春ラブストーリー。繊細で美しい絵で描かれる、独特の世界観に引き込まれる。
主人公の冴島翠ちゃんが明るくてまっすぐですごくかわいい!「天ない」と呼ばれ、登場人物たちのオシャレなファッションは女子たちの憧れでした。
「有閑倶楽部」
セレブ高校生たちが事件を解決!
1981年から『りぼん』(集英社)をはじめ、『マーガレット』『コーラス』など複数の雑誌に掲載された、一条ゆかり先生の少女漫画。
お金持ちの子息子女が通う、名門私立「聖プレジデント学園」高等部が舞台。その生徒会メンバーは、お金持ちで美男美女ながらひとクセもふたクセもある変わり者。「有閑倶楽部」と呼ばれる彼らの事件物語。
お金持ちなうえ美男美女の高校生たちだけど、嫌味がなくて面白いのは、欠点もあってどこか抜けている人間らしさが描かれているでしょうか。美しい絵と、絶妙な笑いがくせになります。
「BASARA(バサラ)」
国を背負った少女の戦いの物語
1990年から1998年にかけて『別冊少女コミック』(小学館)で連載された、田村由美先生の少女漫画。
文明崩壊後の世界を舞台に、王の圧政に苦しむ人々を救うため、戦うことを決めた15歳の少女の物語。
村を救うために、兄「タタラ」のふりをしてリーダーとなった妹の「更紗」。まだ幼く弱い更紗が、自身を奮い立たせて困難に立ち向かう姿は、涙なくしては読めません。仲間との絆や切ない恋も描かれます。
歴史もののロマンあり、少女漫画の恋愛あり、仲間との友情あり、と、充実感たっぷりの作品。
「動物のお医者さん」
動物たちとの毎日が愛おしい漫画
1987年から1993年にかけて『花とゆめ』(白泉社)に連載された佐々木倫子先生の少女漫画。
北海道にあるH大獣医学部を舞台に、獣医を目指す学生ハムテルと、その飼い犬「チョビ」の日常をコメディタッチに描いた物語。
ちょっとシュールな笑いと、動物たちの可愛さに癒される作品。チョビがかわいい!とハスキー犬ブームが巻き起こったほど。獣医学を目指す大学生の生活も興味深いです。
「イタズラなKiss」
不朽の名作!90年代恋愛漫画の代表
1990年から1999年にかけて『別冊マーガレット』(集英社)で連載された多田かおる先生の少女漫画。
大人気連載中であったが、作者の急逝により未完の作品となってしまいました。にもかかわらず、たくさんの映画やドラマ、舞台などが制作されている。
ドジだけど明るくて根性のある高校生琴子は、天才イケメンの入江くんに告白するが、こっぴどくふられる。しかし、とある事情で一緒に住むことになってしまう!
琴子の明るくめげない姿は、多くの恋する女子たちに勇気を与えました!
「天は赤い河のほとり」
戦いの女神となった少女の物語
1995年から2002年にかけて『少女コミック』(小学館)で連載された篠原千絵先生の少女漫画。
15歳の普通の少女、夕梨(ゆうり)はある日突然、水たまりから出てきた手に引き込まれてしまう。手からなんとか逃げ出したが、そこは紀元前14生期の古代ヒッタイト帝国だった・・・!
普通の少女だったユーリが、強い意思と賢さで王妃となり、戦いの女神として世界を変えていく。
今流行りの異世界ものの先駆け、古代ロマンにハマった人が続出の漫画。2008年に宝塚歌劇団にて舞台化もされたそうです。
「ガラスの仮面」
紅天女をめぐる少女たちの熱い闘い
1976年から『花とゆめ』(白泉社)に連載されている美内すずえ先生の漫画。連載開始から40年以上経つが、いまだに未完の作品。
天賦ともいえる演技の才能を持つ、北島マヤがその才能に目覚め、かつて天才女優月影千草が演じた「紅天女」の後継者を目指して、演技の世界で闘っていく物語。
マヤの天才的な才能が開花していく様子は心震える名シーン。速水社長との恋の行方も気になるところです。
「赤ちゃんと僕」
家族の絆に心温まる物語
1991年から1997年にかけて『花とゆめ』(白泉社)で連載された羅川真里茂先生の少女漫画。
母を亡くした主人公、小学5年生の榎木拓也。まだ幼い弟と父の3人で、日々奮闘していく。涙あり笑いありのハートウォーミングストーリー。
通称「赤僕」、第40回小学館漫画賞を受賞し、1996年にはテレビアニメ化もされた大ヒット作。まだ5年生の拓也くんが、お兄ちゃんとして健気に頑張る姿が感動的!
「まっすぐにいこう。」
動物好きならぜひ読んで!
1991年、『ザ マーガレット』(集英社)に作者のデビュー作品として掲載。1993年より『別冊マーガレット』(集英社)、2002年より『コーラス』(集英社)で連載されている、きら先生の少女漫画。
雑種犬マメタロウが主人公。大好きな飼い主の郁ちゃんとその仲間たち毎日がマメタロウの目線で綴られています。笑いあり涙あり、ほんわかしてあたたかく、心が洗われるような作品です。
当時、高校3年生だった作者のデビュー作!2000年に、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、2003年にはアニメも放送されました。
「花より男子」
実写ドラマも大ヒットした伝説の漫画!
1992年から2004年にかけて、『マーガレット』(集英社)で連載された神尾葉子先生による少女漫画。
金持ちの御曹司が通う超名門校に、庶民ながら入学してしまった牧野つくし。そこはF4と呼ばれる御曹司たちが牛耳る最悪の高校だった!F4の気に入らない生徒は「赤札」を貼られ、全校規模でのいじめが起こるのだ。
ある日つくしは我慢できず、F4のリーダー・道明寺にはむかってしまう。翌日、赤札を貼られたつくしは、F4に宣戦布告をする…!
当時、高校3年生だった作者のデビュー作!2000年に、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、2003年にはアニメも放送されました。