青に、ふれる。 1巻【あらすじ、感想】

顔の右側に大きなアザのある主人公・青山瑠璃子(あおやまるりこ)と、担任である神田先生を中心とした登場人物たちとの人間関係を繊細に描く青春コンプレックスラブストーリー。
双葉社『月刊アクション』にて連載中!!

鈴木望先生の作品です。
ebookjapanで、1巻の無料キャンペーンをやっていたので読んでみたところ、これが面白くて。そのまま3巻まで購入して読んでしまいました。

「太田母斑(おおたぼはん)」という生まれつきの青いアザと、「相貌失認(そうぼうしつにん)」という人の顔が認識できない症状を取り扱った作品ですが、あまり広く知られていない名前だと思います。

私自身、少し前に「相貌失認」という症状を知り衝撃を受けました。それがこの漫画に興味を持った理由でもあります。
その時に知ったのが、世の中にあまり知られていないため本人も周りも気付きにくく、誤解を受けやすいということ。本人は悪くないのに生きづらさを感じたり、いじめの原因になったりするそうなんです。

もっと多くの人が知るべきだと思っていたのですが、この漫画がまさにソレでした!症状を持つ人の視点で描いているので分かりやすいし、それでいて漫画としての話の展開もとっても面白いー!もっともっと多くの方に読んでいただきたい漫画です。

青に、ふれる。 1巻 あらすじ

あなたは自分の顔が好きですか?

新学期、高校2年生の青山瑠璃子の担任になったのは新卒でイケメンの神田先生。神田先生は瑠璃子の顔を見て一瞬驚いた表情をする。瑠璃子は、顔に「太田母斑」と呼ばれる生まれつきの青いアザがある。瑠璃子はアザをコンプレックスに思いながらも、周りに気を遣わせないよう明るくふるまっていた。コンプレックスなんて、みんな何かしら持ってるものだから・・・と自分に言い聞かせて。

ある日、クラスメイトが神田先生のメモ帳を拾い、それが話題になっていた。そのメモ帳には、生徒の特徴がびっちりと書かれていたからだ。しかし、瑠璃子の欄だけは空欄・・・。

瑠璃子は、神田先生にメモ帳を届けに行き、なぜ自分の欄だけ空欄なのか、問い詰める。

瑠璃子 「書けばいいじゃん!! 青山瑠璃子!! 顔に大きなアザ!!」

触れちゃいけないように気を使われるのが一番ムカつく!と怒る瑠璃子に、神田先生は青山さんは分かるので、と言う。

神田先生の言葉に、これまで我慢していた気持ちが溢れ出す瑠璃子。
自分の顔を見て目をそらす人々。「何も見てないよ」「気にしてないよ」という風に気を遣う人たち。でも、本当は気になったからそういう態度をとるんだ、と瑠璃子はいつも傷ついていた。

瑠璃子 (でも 一番の嘘つきは あたしだ)

元気なふりをしているけれど、いつも心の奥で「あたしなんて」と思っている瑠璃子。あたしの顔は左側だけ。

神田先生 「あぁ、言われてみると確かに・・・ アザだったんですね」

書けと言うなら書いときます、とメモ帳に「顔にアザ」と記入する神田先生に、呆気にとられる瑠璃子。

瑠璃子 (なんだ こいつ)

神田先生 「青山さん 今 “なんだこいつ”って顔してますよね」

瑠璃子 「え ・・・はい」

神田先生 「その顔 僕には 見えてないです」

不思議に思う瑠璃子に、神田先生は自分が人の顔が分からない「相貌失認」であると告げる。親の顔も自分の顔も分からない、どれも同じに見える。

他人を見分けるには、服装や髪型、持ち物、声、仕草等で判別する。だから先生のメモ帳には生徒の特徴がびっちり書き込まれていたのだ。

神田先生 「それと・・・ 顔のパーツに何か大きな特徴があると・・・ 僕の場合ホクロとか」

瑠璃子 「アザとか?」

瑠璃子 「あははっ 顔がわからなくてもアザはわかるって面白い・・・」

と言いながら泣きそうになる瑠璃子。それに対し、神田先生は、

神田先生 「いえ・・・ 実は青山さんのそのアザ オーラだと思っていました」

神田先生 「青山さんを判別できるのは 青山さんが特別なオーラを持っているからだ と」

普通の人が見えるもの(人の顔や表情)が見えない分、ついに「オーラ」という見えないはずのものが視えるようになってしまったのか、と思っていた神田先生。

瑠璃子 「アザがオーラ!? なんで!? ふふふふ オーラって!」

と思わず笑顔になる瑠璃子。先生は、ちょっと失礼、と瑠璃子に近づきアザを見つめる。

神田先生 「あぁ・・・ほんとだ どこかにぶつけたようなアザですね」

先生との距離にドキドキする瑠璃子。

瑠璃子 「先生って 今 どのくらい あたしの顔見えるんですか?」

神田先生 「顔は見えていません パーツで見ています 目 鼻 口」

神田先生 「それと・・・ (耳を見ながら)赤くなってますね」

恥ずかしくなってその場から逃げる瑠璃子。階段まで走って、踊り場の鏡を見つめる。

初めてだった。あんなことを言われたのも、顔をまじまじと見られたのも。

そして、自分の顔をまっすぐに見るのも。

詳しくは、ぜひ「青に、ふれる。」1巻をご覧ください。

青に、ふれる。(1)

鈴木望

(27)

試し読みあり
1〜3巻発売中!

青に、ふれる。 1巻 感想

いや〜、私もドキドキさせられました。神田先生の距離感のなさ!そして屈託のない言葉。これは瑠璃子じゃなくても胸キュンしちゃいますね。

そんな胸キュンから入る「青に、ふれる。」ですが、少しずつ核心に触れていきます。「太田母斑」、そして「相貌失認」を持つ人たちがどういった見方をしているのか、そしてどういった見られ方をしているのか。

私も、無知ゆえに人を傷つけてしまうことがあったかもしれないな、と思いました。知ることって大切ですね。知ることで少しは人の気持ちを想像することができるようになるかな、と。

神田先生が、校長先生以外に相貌失認だということを伝えていないのは、そのせいで特別扱いをされたくないという気持ちがあるからだと言います。その気話を聞いて、瑠璃子は自分と似ているなと思います。本当の自分を初めて分かってもらえる人に出会ってときめくのに、でもそれは先生・・・!

出ました、先生と生徒という壁!この手のラブストーリーは泥沼が予想されるので、見たくないと思いつつ、いつもハマってしまうんですよね・・・。そして今回も、瑠璃子の健気さと、神田先生のピュアさに、またハマりそうな予感。続きが気になりすぎるところで2巻へ続きます。

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続く2巻のあらすじ、感想はこちら。

青に、ふれる。 2巻【あらすじ、感想】

2020年12月24日