二月の勝者 ―絶対合格の教室― 1巻【あらすじ、感想】

中学受験界に現れた最強最悪の絶対合格講師

2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か? 早期受験が一般化する昨今、もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!

 

中学受験をかなりリアルに描いているとのことで、話題となった漫画「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」。中学受験を目指す小学生親子は気になるところだと思います。

実をいうと、私も親としての中学受験経験者。なので、読んでみたくてたまらなかったこの作品。満を辞して読んでみた感想は・・・、ほんとにリアル!!中学受験までの道のりや、親子の心情、塾や学校の名前もほぼ想像できちゃう感じです。受験生がお守りをたくさんつけた重そうなカバンを背負っているところとか、本当にあるあるで、思い出して泣きそうになりましたよ。

舞台は、中堅の中学受験塾「桜花ゼミナール」。主人公は新米塾講師。彼女の目線で中学受験を見た様子が描かれます。塾に通う様々な生徒が偏差値とともに登場します。

中学受験は「父親の経済力と母親の狂気」という、衝撃的な言葉からはじまる本作品。ぜひご覧ください〜。

二月の勝者 ―絶対合格の教室― 1巻 あらすじ

中学受験の中堅塾「桜花ゼミナール」の新米講師として、研修中の佐倉麻衣(さくらまい)が迎える初めての中学受験本番。

実は、中学受験は約7割の小学生が第一志望に受からない、という厳しい世界。そんな現実にも真剣に向き合う子どもたちの姿を目にし、心から応援したいと思う佐倉。

受験本番当日、中学校へ応援へ駆けつけた佐倉は、不安になった生徒から担当外の質問をされたが答えらない。パニックに陥る生徒と佐倉。それを救ってくれたのは、超名門塾フェニックスの講師だった。
生徒は安心して試験会場へと足を踏み入れたが、佐倉は自分の無力さに打ちのめされていた・・・。

研修を終え、正式に講師となった佐倉、勤務先は研修中と同じく、「桜花ゼミナール」吉祥寺校。

前年度の合格実績が悪く、飛ばされた校長の代わりに来たのは、受験の日に助けてくれたあのフェニックスの講師、黒木蔵人(くろきくろうど)だった・・・!

黒木は、都内御三家合格ゼロという残念な校舎のテコ入れをしに、「フェニックス」をやめ「桜花」に来たという。

佐倉は、あの受験の日のことについて、黒木に話す。

佐倉 「あの、私実は、あの日の黒木先生スゴイなって思って」

黒木 「「スゴイ」? 何がです?」

佐倉 「正直、「フェニックス」の方ってドライだって伺ってたので、雪の中傘もささずに応援って熱いな、って。」

黒木 「・・・? いや。だって、仕事ですから。」

佐倉 「や、でもフツウあそこまでできないっていうか、」

と食い下がる佐倉の言葉を遮り、黒木は言う。

黒木 「150万円。」

黒木 「6年生の生徒が、一年間に塾に落とす金額です。」

黒木 「平均150万円 フェニックス生なら200万円。それを考えると雪をかぶることくらい。」

お金のためだという黒木の言葉が信じられない佐倉。

佐倉 「お金もらってるからとかそうじゃなくて、子どもの将来のためにやってるんですよね?違います?」

黒木 「子どもの将来?」

黒木 「そうですね「受験塾」は、「子どもの将来」を売る場所です。」

呆気にとられる佐倉・・・。畳み掛けるように黒木は言う。

黒木 「いいですか、オープンテストは、「新規顧客」獲得のチャンスです。金脈を獲りに行きますよ。」

子ども達を顧客、金脈と呼ぶ黒木に、ざわつく佐倉。

佐倉 (こんな・・・ こんな人が子どもたちを教えるの?)

動揺している佐倉をよそに、生徒たちのいる教室に入った黒木はこう宣言する。

黒木 「はじめまして。君達全員を第一志望校に合格させるためにやって来た、黒木蔵人です。」

続きは、ぜひ「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」1巻をご覧ください!

1巻に登場する生徒

三浦 佑星 [偏差値40]

桜花ゼミナールのテストを初めて受けた生徒。入塾するか迷っている。学校では勉強ができるほうなので母親は受験を望んでいるが、父親は自分がコーチもやっているサッカーを続けてほしいと思っている。

加藤 匠 [偏差値40]

一番下のRクラスの授業にもついていけない生徒。授業中もつまらなそうに窓の外ばかり眺めているが、それには理由があるようで・・・。

二月の勝者 ―絶対合格の教室―(1)

高瀬志帆

4.6

試し読みあり
1〜9巻発売中!

二月の勝者 ―絶対合格の教室― 1巻 感想

衝撃的な言葉から始まる1巻。「中学受験は、父親の「経済力」と、母親の「狂気」」。この漫画を有名にした言葉でもあります。ちょっと認めたくない気持ちもありますが、この言葉、中学受験の核心をついてるとも言えるんですよね〜。

今回登場する生徒一人目は、サッカー少年の三浦佑星くん。小学校では勉強ができるほうですが、塾で初めてテストを受けると偏差値は40。勉強がすごくできるわけでもないのに、伸び盛りにサッカーを中断させたくないという父親を、黒木は見事説得します。その説得は手荒ながらも見事ですっきり!中学受験とスポーツの両立に悩んでいる方にも、きっと参考になると思います。

そして二人目の生徒は、授業についていけずやる気をなくしていた加藤匠くん。こちらも黒木の説得でまた受験に向けてがんばりはじめるのですが、自分の中での目標があるかないかによって全然変わる子どもの様子、あるある!と納得。

本当の子ども達を見てきたかのようなリアルさに驚いた1巻でした!

二月の勝者 ―絶対合格の教室― 1巻を読むならこちらから

電子書籍の「BOOK☆WALKER」がオススメです!

  • 大手出版社「KADOKAWA」の直営だから安心!
  • コミック、ライトノベル、小説、実用書から週刊誌・月刊誌・ビジネス誌・マンガ誌などの雑誌まで、約60万点の品揃え!
  • 無料試し読みやセールなどのキャンペーンが充実!

\中学受験のリアル!/


続く2巻のあらすじ、感想はこちら。

二月の勝者 ―絶対合格の教室― 2巻【あらすじ、感想】

2021年1月13日